
日本銀行は、2020年2月21日、日本銀行金融研究所ディスカッション・ペーパー・シリーズ(DPS)の最新版として、「ビッグデータとAIのファイナンスへの利用 」を公表しました。
https://www.boj.or.jp/research/imes/dps/dps20.htm/
内部監査の視点
ビッグデータに対するAIの活用は数年前から一気に加速し、Fintechという言葉とともに金融・ファイナンス分野で拡大してきました。
内部監査としては、Fintech企業での監査という姿と、大手金融機関におけるAI等を使った新サービスの監査という大きく2つの潮流があるように思います。
前者は未成熟な組織でどのようにガバナンス、リスク管理、コンプライアンスの有効性を確保するか。後者はイノベーションをどのように大企業の中で起こしていくかや巨大な顧客情報のセキュリティをいかに確保するか、といった点が課題なります。
内部監査としても自らの組織においてAIがどのような位置づけなのかを十分に分析したうえで重要なリスクを識別していく必要があると思います。
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