
金融庁は2020年2月14日に業界団体との意見交換会において金融庁が提起した主な論点を更新しました。
https://www.fsa.go.jp/common/ronten/index_3.html
金融庁が対話の中で示した論点は次の通りです。
1.FATF 第4次対日相互審査への対応、マネロンレポートの公表について
2.顧客本位の業務運営について
3.イノベーションの推進に向けた取組みについて
4.台風第 19 号等に対する所要の措置について
5.フィッシング詐欺被害の防止に向けた対応について
6.「経営者保証に関するガイドライン」の特則について
7.LIBOR の恒久的な公表停止に備えた対応について
8.「企業アンケート調査の結果」の公表について
9.コンプライアンス・リスク管理に関する傾向と課題について
10.オープンAPIについて
11.「認知症施策推進大綱」を踏まえた取組みの要請について
12.パッケージ策の進捗状況について
13.サイバーセキュリティ対策の強化について
これまでも金融庁が重点的に取り組んできたものや、最近ウェブサイトで示していたものが中心となっています。
内部監査の視点
金融機関における内部監査のリスクアセスメントにおいては、自らのビジネスや規模・特性を踏まえて実施することが重要です。しかし、今回金融庁が示した論点は近時の共通的な論点としてリスクアセスメントの中でも取り扱えるものが多いと思います。
こうした最近の当局関心事を踏まえつつ、柔軟なリスクアセスメントをしていけることが重要だと思います。
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